ラララ言えるかな★バードランドの子守唄/Lullaby of Birdland

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【恋ルキ】どうか私に愛を下さい ~恋次とお嬢様~

2年前の恋ルキSSの再UPですスミマセン(加筆あり)
Azpainterで表紙っぽいもの作ってみたので、内容も少し手直ししています。

   どうか私に愛をください

【どうか私に愛をください ~恋次とお嬢様~】


 「お嬢さん、受験勉強いいかげん始めねぇとヤバイっすよ。」

 瀟洒な洋館の2階の一室、筋肉質なカラダを執事服で包んだ長身赤髪の男が、らしからぬ口調で言いました。

 「いくらエスカレーター式の学校だからって、最低限の知識も身に付けねーで社会に出てみろ。苦労すんのは自分だぞ。」

 天蓋つきの寝台の側に立つ執事、阿散井恋次の目は、主である少女の瞳をロックオン。
 ふてくされ頬を膨らませた少女は、大きなウサギのぬいぐるみを抱きかかえ、眉間にしわを寄せて恋次を下からにらみます。
 抱いているのか抱かれているのか分からない大きなぬいぐるみは、やわらかな毛の感触が気持ちよくて、数年来のお気に入り。
 くだけた口調、面白眉毛、赤い長髪、口を開けばお小言ばかり・・・現在お嬢様が絶賛にらみつけ中の執事は、悔しいことに数年来夜を共にしてきたぬいぐるみより、ずっとずーーっとお嬢様のお気に入り。
 お気に入り、なんて言葉じゃ足りません。だってこの世で一番好きな人なんですから。

 恋次もルキアも口を開かず身動きもせず、ただ時計の針だけが時を刻みます。
 めったにない二人っきりの時間なのに、私はなぜ時間を浪費しているのだろう。
 大好きな恋次の、意外と子供っぽい笑顔が見たいのに。やさしい笑い声が聞きたいのに。あの大きな手で頭を撫でられたいのに。

 課題考査の結果が悪くて叱られるのは、夏休みに遊びすぎた自分が悪くて当然なのだけれど・・・ 
 ルキアの双眸には、うっすらと涙の膜が張ってきました。でも決壊させるわけにはいきません。お嬢様のプライドが許さないからです。

 
 恋次に言われるまでもなく、お嬢様だって本当は分かっているんです。
 ちゃんと勉強して知識と教養を身につけなきゃいけないって。
 いつまでもワガママな子供ではいられないんだって。
 恋次のいるこの屋敷で、いつまでもお嬢様と執事としては暮らせないんだって。

 初めて出会ったその時から、上から目線が標準装備のお嬢様は、今さら「恋する女の子」になれなくて。
 恋次の事を想うだけで、涙ぐんでしまうくらい好きなのに。
 素直に「好き」って告げたいのに。

 「お嬢様(わたし)に必要なのは、可愛くてキレイでお洒落でゴージャスなルックスだ!!
  どんなに頭が良くとも、この世は見た目が全てなのだぞ!」

 自分がバカな事を言っている自覚はあっても、はねっかえりな言葉ばかり紡んでしまうお嬢様の口。
 「これは本当に私の口なの?神経繋がってるの?」
 お嬢様は心の中で、くやし涙を流しながら叫んでいるのです。現実ではうるむ瞳で恋次を見上げるだけなのですが。

 恋次はいついかなるときも、お嬢様がどんな馬鹿げた事を言ってたとしても、そらさずきちんと返答してくれました。言葉づかいはかなり乱暴だけれど・・・
 そう、立派なお屋敷の執事とは到底思えない、くだけた口調で話す恋次。
 いつの頃からか、二人きりの時にだけ聞くことのできる恋次の飾らない「素」の言葉は、お嬢様のハートを射抜き、恋心をヒートアップさせました。
  
 気持ちとは真逆の憎まれ口を叩いてしまうけれど、床をゴロゴロしたいくらい悶えているんですよ。そう、まさに狂喜乱舞。
 けれど無駄に高いプライドのせいで素直になれないんです。可哀相ですね、ルキアお嬢様。

 ここだけの話、初恋だったのですよ。
 胸も膨らみきらぬ頃出会ってから、一方通行の想いを募らせてきたのです。ただの一度もよそ見したことなどありません。

 「一方通行じゃないかも」
と感じたのは、恋次が二人きりのとき飾らない言葉を使うようになってから。
 「きっと恋次も私の事を・・・」
自惚れだけどそこはオンナの弟六感。確信に満ちた思いが、お嬢様の心を支配していました。


 さて、「この世は見た目が勝負なのだぞ!」
というお嬢様の暴言を聞いた恋次がたしなめるような表情になり、その唇がお小言を発するため開かれようとしたまさにそのとき、遮るようにお嬢様のよく通る声が響きました。

 「それに学校を卒業したらすぐにどこかの資産家へ嫁ぐのだ。
  私が社会に出ることなど一生ないわ!!」

 言ってしまったその瞬間から、お嬢様の心には後悔の嵐が吹き荒れました。
 でも、一度発した言葉を取り消すことは出来ません。不可能だし、お嬢様としてのプライドが許さないのです。

 とはいえ、お嬢様の(物理的にも)小さな胸は不安でいっぱい。瞳に張った涙の膜は決壊寸前でした。
「どこかの誰かと結婚」なんて言語道断。
 お嬢様の望みは、「ずっと恋次のそばにいる事」なのですから。
 
 背の高い執事の視線は、はるか下、うるんだ大きな瞳で自分をまっすぐ見つめる少女へ注がれています。
 彼の目は、ウサギのぬいぐるみを抱きしめる細い腕が、小鹿のように震えていることに気付いているでしょうか。 
 一方自分の不用意な言葉を彼がどう受け止めたか不安でたまらないお嬢様。彼女は恐るおそる恋次の瞳を覗いています。

 「結婚? ガキのくせに、なに寝ぼけたこと言ってんだ!
  んな事しゃべる暇があったら、英単語の一つでも覚えやがれっ!!」

 いつものように執事らしからぬ態度と口調で、恋次が自分の言葉を一蹴してくれるのを待ちながら・・・ 

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お粗末な文章にお付き合い下さってありがとうございました。

さてBLEACHが再開したわけですが、546話を見逃し、その後休載期間が長かったせいか、ジャンプを手にしたいという気になりません。
マユリ様が出たとか、カラー表紙が素敵だった・・・という情報は耳にしています。
もう木曜なんだから早く手にしないと、また見逃す可能性が>_<
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