ラララ言えるかな

介護系茶道講師の海外ドラマ・ミュージカル・フィギュアスケート・二次元な日々。8/19ダイヤのA-8/9石田伝説-8/2BLEACHイラスト-7/14柳田悠岐とダイヤのA-7/6弱虫ペダルイラスト-6/27ダイヤのAactⅡ83話-6/21弱虫ペダル感想-6/18ダイヤのA81話-6/12BLEACH実写キャスト-6/1弱虫ペダルと焼酎

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

イチルキSS

BLEACH愛読者の皆様には今更、でしょうが、一護クンのお部屋です。
                   oheya.png
押入れを右に見ると、左へ「机」「ベッド」「窓」の順になっています。
押し入れ、机、ベッド、窓の位置を頭に入れて頂くと、↓が分かりやすいかと・・・

あまりにも文章力がないので、「それでも分からない。」という方もおられるでしょうがどうかイチルキ愛に免じてお許し下さい。

---------------------------------------------------------------------------------

~思へども 思わぬふりをして 
         しゃっとしておりやるこそ 底は深けれ~





鍵をかけない、カーテンも引かない窓際のベッドには、外からの冷気が伝わる。
横たえる身体を芯からあたためる事を拒否したかのような16歳の部屋には、
今もかつての同居人の影が、消えてはいない。



おふくろが死んで以来だ・・・・・・



押入れの隅で見つけた小学校の体操服。
夕食をパジャマの上着にこぼしたルキアに貸したのは、いつだったか。
体操服に顔をうずめ思い切り息を吸い込むと、鼻孔いっぱいに広がるルキアの匂い。

頭の芯がしびれて、
なつかしいのか、バカバカしいのか、恋しいのか、
自分が何を感じているのかさえ分からない。

「・・・・・・・・・。」

何秒経った?
ようやく自分の行動を冷静に見つめる余裕が出てきた。

「何やってんだ?
 これじゃただのアブナイ人じゃねーか。」

押入れを左手で閉めて机に向かう。
視線を左にやると、窓の外には冬の夜空が広がっている。
この都会の片隅でも、やはり冬には他の季節より星が煌めくようだ。


暦の上ではもう春。
世間では年中行事のチョコの話題が盛上がりをみせ、相変わらず平和な日常が続いている。
アト一月と半で1-3の奴等ともお別れで、
3ヶ月経てば、あいつに逢った日が巡ってくる。
あれは晩春・・・・
というより、夏の始まりだった。


視線は、漆黒の夜空を引き立たせるような、小さな光の粒を見ているようなのに、
見上げる一護の目は、窓に向かって近づいて来る事の二度とない気配を、それでも必死に探っていた。

「まただ。今日の宿題メンドイのに、時間もったいねぇ。」

舌打ちしながら頭を振って気分を切り替えると、左手で椅子を引く。
座ると、手はそのままスタンドへ移動し明かりを点ける。
そして英語の厚い辞書の背をつかみ、机の上に置いたところで動きを止めた。

「右手、何で使わねぇんだ、俺?」

自分の右腕が、まるで別の生き物であるかのように動かない事にようやく気付いた一護は、シナプスを1本1本つなぐように慎重に腕を動かしてみる。
そして下がっていた腕を曲げ、その手を机に上げた。

右手は何かを握っている。
握ったまま放す気配がない。
にぎりしめた指に、知らず力がこもっている。


「さっきの体操服・・・・・」


ルキアの残り香は、麻酔のように一護から理性を引き剥がしていく。




見えるのは、こげ茶の皮の表紙に広がる丸い水溜り。
聞こえるのは、小4の6月以来の自身の嗚咽。



おふくろが死んで以来だ。



ようやく一護は、泣いている自分を自覚した。




-----------------------------------------------------------------------------------------

思へども 思わぬふりをして 
         しゃっとしておりやるこそ 底は深けれ


                      詠み人知らず 『閑吟集』より

<意味>
すごく好きなくせに「全く全然きょーみナシ!問題外!!」という素振りをして、
昔以上にテンション高く過ごしているヒトに限って、
実は秘めた想いが江戸時代から噴火していない富士山のマグマのように、
地下で沸騰して大爆発寸前・・・・なものですよ。


つまり、ツンデレ?


関連記事
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

| BLEACH(アニメ・ミュ含む) | 18:17 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: 初めまして。

misia2009様

misia2009さん、先日はご訪問とコメント、さらにご紹介記事まで書いて下さり本当にありがとうございました。

『宇藤花菱会』でコメントさせて頂いたように山出しな粗こつ者ゆえ、せいぜい下ネタ専門(笑)ですが、これからもお付き合い頂けると幸いです。

古典に限らず文学作品は 文字の印象 で、正しい文法も言葉の意味も無視して妄想してしまう
タイプです。
ですから今後は、もう少し真面目に文法も解釈も調べなければ・・・とも思います。

またお伺いいたしますので、よろしくお願い致します。
お返事が滞り、本当に申し訳ございませんでした。


| misia2009様へ | 2010/11/26 18:14 | URL |

Re: 若いのぅ・・・

さー坊 様

さー坊 さん、ご多忙中にお越し頂きありがとうございます!!

そして無自覚に書いた私が、全く気付かなかった一護の深層心理を読み取り文字にして下さって、ありがとうございます。
「ああ、そうなんだ。」
と、人事のように感心する私がここにいます(笑)

> 思わず(大好きな子が)存在したという事実を確かめようとする一護氏、
> 「何やってんだ」と必死に理性を取り戻そうとする一護氏、
> ・・・様々な喪失感に思わず涙する一護氏。
>
> うん、君はやはり一人の高校生だったのだね!!よかった!!

そうですね!私の半分も生きていないルキアの通って来た道のりの何分の1以下の経験しか積んでいないんですものね。
WJを直接読んではいませんが、レビューサイトを見る限り、キチンと不良少年をやっているようで・・・
演じているのかな?
周りの皆と、自分自身をごまかすために・・・

> ルキアなら「何時まで落ち込んでおるのだ、此のたわけが!!」と背中を蹴り飛ばしそうなのですが♪

敢えてそう言うでしょうね。
まぁ、「人生山あり谷あり」。
一護もそうやって深みを増してイイ男になっていくのでしょうから♪
次にルキアと再会した時、ルキアがすがり付きたいほどの男性になっていて欲しいものです。
(無理でしょうけど・・・・←イヂワルな私)

それにしても茶渡くんは何やってるんでしょうか?
おじいちゃんに会いに行く為にお金貯めてるのかなぁ。
個人的には夏梨xチャドが好きなので、セーラー服の夏梨とチャドのツーショットで萌えたいところですが
(笑)

さー坊さん、褒めて下さってありがとうございます。
そして私はお褒めの言葉をそっくりあなたへお返しします。
素晴らしく好意的に読み解いて下さる才能に、脱帽です!!
やさしいお心に感謝致します!!!

| さー坊 様へ | 2010/11/22 09:06 | URL |

Re: タイトルなし

アロハカエル様

アロハカエルさん、おはようございます!!
・・・などと挨拶を打ちながら、いつも
「ハワイとの時差は何時間だったかな?」と思っています。

> 遅ればせながらリンクさせてもらってもよろしいでしょうか。宜しくお願いしまっす~!

こちらこそ宜しくお願い致しますe-466
遅ればせながら、19日にようやく紹介記事をUPしました~~

> 今、英語版は天貝編やっていて、なんとなく中ダルんでます...。

あらら(笑)
アニメオリジナル、私は結構好きなんですよ♪
大好きなルキアが原作よりたくさん出ますもの(^^

> 子供の頃の七緒ちゃんとか阿近さんとか、兄様と夜一さんのからみとか、私的萌え要素がいっぱいなんだもの~。

阿近さん、お好きですか!!
嬉しい私も大好きなキャラなんですよ~~~~
そういえばBLEACHキャラ語り・・・なんてやりたいですね。
是非お願いいたします!!

コメントありがとうございました~☆★☆

| アロハカエル様へ | 2010/11/22 05:51 | URL |

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2010/11/21 00:27 | |

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2010/11/19 19:06 | |

ローガンさん、こんにちは~♪

遅ればせながらリンクさせてもらってもよろしいでしょうか。宜しくお願いしまっす~!

今、英語版は天貝編やっていて、なんとなく中ダルんでます...。早く過去編やらないかなぁ。子供の頃の七緒ちゃんとか阿近さんとか、兄様と夜一さんのからみとか、私的萌え要素がいっぱいなんだもの~。

| アロハカエル | 2010/11/16 15:12 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://lalalaierukana.blog133.fc2.com/tb.php/31-adb1d842

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT